ハイドロキノンのメリットとデメリット






ハイドロキノンのメリットとデメリット

美白成分ハイドロキノン

ハイドロキノンは、現在販売されている美白化粧品の配合される成分の中でも、お肌を美白(漂白)する効果が最も高い成分で、その効果は、ハイドロキノンが登場する以前で1番高かった成分であるアルブチンの100倍以上の効果があると言われています。

また、ハイドロキノンは、ここ数年でその効果が注目されるようになったので、開発されたばかりの新しい成分と思われがちです。

しかし、海外では70年近く前から、そばかすなどの改善目的として使われてて、日本では、1980年代頃からシミ・くすみ・そばかすなどの肌トラブルや妊娠や出産によるホルモン分泌量の変化等で表れる肝斑(かんぱん)や、60代以降から急増する老人性色素斑炎症性色素沈着などの悩みを抱えて皮膚科を通院される方達に、クリームや軟膏に配合して処方されていました。

そして、以前は皮膚科の医師や薬剤師など専門的な知識を持った方のみ、ハイドロキノンを処方することが許されていましたが、2001年の薬事法の改正で化粧品の成分として配合できる成分数が緩和されたことで、ハイドロキノンは美白化粧品の成分としても配合できるようになりました。

また、ハイドロキノンは完全な化学合成物というイメージがありますが、イチゴやブルーベリーなど果物やコーヒーや紅茶にも含まれている成分です。

ハイドロキノンの美白効果

お肌が一定量の紫外線を浴びると、紫外線によるダメージから身体(肌細胞)を守る為、肌内部の基底層のメラノサイト(色素細胞)に、どんどんメラニン色素分泌を促進させますが、分泌されたメラニン色素は、チロシナーゼ(活性酵素)と反応することでお肌の色を変えていきます。

お肌の日焼けとメラニン色素

ここで、過剰に作られたメラニン色素が、お肌のターンオーバーなどでも排出されずに残っているものが、シミ・くすみ・そばかすなどの肌トラブルの原因です。

そして、アルブチンビタミンC誘導体など、これまでの美白成分はメラニン色素やチロシナーゼの生成を抑えることで効果を出していました。

しかし、ハイドロキノンの場合はチロシナーゼの生成を抑える効果と同時に、チロシナーゼを生成しているチロシンにも直接働きかけるので、この点が、他の美白成分よりもハイドロキノンの美白効果が高い要因になっています。

また、美白効果の高さが注目されているハイドロキノンですが、これまでは、成分的に温度の変化や酸素と交わると酸化しやすいという弱点がありましたが、最近の美白化粧品に配合されているハイドロキノンは、これらの弱点を克服することと同時にお肌への浸透力を高めるなどの改善がされています。

ハイドロキノンの注意点

しかし、このハイドロキノンの美白(漂白)効果の高さは、ごくまれに、お肌がデリケートな方にとって、お肌の赤みやピリピリ感などの刺激となってしまうこともあります。

そこで、ハイドロキノン配合の製品を購入する前にチェックして頂きたいのが、ハイドロキノンの濃度で、濃度が高ければお肌の漂白効果や即効性は高くなりますが、それに比例してお肌への刺激も強くなります。

そのため、ハイドロキノンが配合された美白化粧品のトライアルセットなどを試して、お肌に違和感などを感じてしまった場合、無理に使い続けないで、なるべくお肌に優しい美白化粧品を利用されることも視野に入れてください。

乾燥肌や敏感肌にも優しい美白化粧品の選び方

一般的な美白化粧品に配合されているハイドロキノンの濃度は1.0~3.0%の範囲内です。

また、インターネット通販や海外品の個人輸入代行などで、濃度4.0%以上のハイドロキノンが配合された軟膏やクリームなどが販売されていますが、5.0%を超えるハイドロキノンの長期使用は動物実験の結果で発がん性の指摘や、お肌は漂白されすぎて白斑になってしまうことから、ヨーロッパ各国では5.0%以上のハイドロキノンは使用禁止になっています。

また、国内の皮膚科の専門医が処方されるハイドロキノンも、4.0%を超えると保険の適用外になることやお肌への負担が増えることもあって、よほどのことがない限り処方されることは少なく、処方するケースがあっても、医師や薬剤師による細かい使用上の注意があったり、使う期間もかなり短期間になります。

そのため、どうしてもハイドロキノンで肌トラブルを改善されたい場合は、いきなりインターネット通販や海外品の個人輸入代行などの品物は使わず、最初は一般的に安全性が高いハイドロキノン濃度1.0~3.0%の範囲内の美白化粧品のトライアルセット(お試し品)などを利用して、お肌とハイドロキノンの相性を確認された方が良いと思います。

美白化粧品に配合されているハイドロキノンの濃度

美白化粧品に配合されているハイドロキノンの濃度は、一般的なお肌で安全性が高い1.0~3.0%の範囲内で配合された美白化粧品のビーグレンは1.9%アンプルールは2.5%の濃度となっています。

そして、ビーグレンとアンプルールは共に、皮膚科の専門医を中心に監修されたドクターズコスメなので、この点も安心できると思います。

また、ビーグレンはトライアルセットでも、効果に納得できなければ、購入から365日間は全額返金保証に対応しているので、その点はハイドロキノンとお肌の相性確認ができるハードルが低いと思います。

美白化粧品ビーグレンについて

そして、最初はハイドロキノンが配合の美白化粧品を試されて、肌トラブル改善の効果を実感されたなら、美白化粧品を使い続け、美白化粧品でも改善されなければ皮膚科に通院して専門医の指導や処方される物を利用される方が、総合的に見てお肌への負担も少なく安全です。

このように、シミ・くすみ・そばかすなど、お肌に表面化した様々な肌のトラブルを改善する効果の高い、ハイドロキノンが配合された美白化粧品は、対策型美白化粧品として数多くの方が利用されています。

美白化粧品 トライアルセット対策型美白化粧品のお試し品ランキング

最後まで記事をお読みいただきありがとうございます。この記事がお役に立つことができましたならSNSでシェアしていただけると幸いです。

美白化粧品診断
美白化粧品検証

あわせて読みたい人気記事

    サイト内美白ケア・化粧品検索